この度、出光興産株式会社、北海道電力株式会社、石油資源開発株式会社が、苫小牧エリアにおいて、3社の事業拠点や強みを生かしたCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization, and Storage:CO2の回収、有効活用・貯留)の実現に向けた共同検討を開始すると表明されました。今後は、2030年度までにCCUS事業を立ち上げることを視野に、具体的な調査・検討が進められる予定です。
CCUSの取組は、我が国全体のカーボンニュートラル及び当市が2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて、重要な取組の一つであると認識しております。
当地域は、日本初となるCCS大規模実証事業に挑戦し、漁業関係団体の理解を得ながら、国が目標とする30万トンのCO2圧入達成に大きく貢献してまいりました。
今回の表明は、当市が国に対し要望を続けてきた、CCUS・カーボンリサイクルの産業化に向けた新たな一歩になるものと期待を寄せており、市としましても、地元関係者や市民の皆様方の御理解をいただきながら、CCUSの取組が前に進むよう、機運醸成等を図ってまいります。
令和5年1月26日 苫小牧市長 岩倉 博文
記録作成:総合政策部秘書広報課