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苫小牧市で期待される新エネルギー

太陽エネルギー

太陽光発電

  太陽光発電は太陽電池により太陽光から直接発電するシステムで、資源制約のない太陽エネルギーを活用し、発電に伴う排出物のないクリーンな自然エネルギーです。苫小牧市は日射量が他地域に比べて高く、利用可能性の高い新エネルギーです。
苫小牧市拓勇小学校に設置されている太陽光発電と風力発電とのハイブリッド発電システム
太陽熱利用
 太陽熱給湯システムは、屋根などに設置し太陽熱を効率よく集める集熱器、集めた熱を蓄える蓄熱槽、集熱器を利用できない場合の補助熱源器などから構成されており、蓄熱槽の配置によって自然循環型と強制循環型に分けられます。
設置角度30度の場合で強制循環型ソーラシステム(集熱面積6平方メートル)を導入した場合、約340万kcal/年の集熱量が得られます。これは1世帯が年間に使う給湯の熱量に匹敵します。

風力エネルギー

風力エネルギーは、風を風車などで受けエネルギーとして利用するものであり、その大きさは風速の3乗と風車の面積に比例します。波浪や潮汐、バイオマス等と同様に太陽エネルギーにその源を有する、再生可能な自然エネルギーの代表格です。
市街地ではそれほど強い風は吹きませんが、苫東地域等場所によっては年平均6m/s弱の風が吹いています。
勇払マリーナの風力発電による街路灯
勇払マリーナの風力発電による街路灯
500kW級の風車1基で、市内の357世帯分の年間電力消費量を賄える量の発電が見込まれます。

雪氷熱エネルギー

 雪氷熱エネルギーとは、冷熱源として雪や氷を必要な時期まで保存して冷気を直接利用するシステムです。その特徴としては低温、高湿度の熱環境を安価で安定的・容易に造り出すことが可能で、省エネルギー、石油代替効果があり、二酸化炭素の排出が極めて少ないことなどがあげられます。

 苫小牧市は全道的に見ても温暖で積雪量も少ない地域ですが、12月から3月には平均気温が氷点下になるため、コンテナに水を入れ、自然冷気で氷を作成して冷熱を得る「アイスシェルターシステム」等の利用が十分可能と思われます。
建物冷房用として設置されたアイスシェルター(土谷特殊農機具)画像

その他の新エネルギー

バイオマスエネルギー

バイオマスとは、一般に太陽エネルギーが植物の光合成によって固定、蓄積されたものをいい、植物だけではなく植物を摂取する動物を含めた生物体のことをいいます。バイオマスエネルギーのうちバイオガスは、都市ごみである厨芥や、牛や豚等の家畜のふん尿等の有機物を嫌気性発酵(メタン発酵)させることにより得ることができます。
苫小牧の下水汚泥から得られるエネルギーは年間の灯油の熱に換算すると1,432キロリットルとなります。生ごみや家畜ふん尿を合わせると合計で灯油換算3,019キロリットル/年の熱が見込まれます。

温度差エネルギー

温度差エネルギーは、2つの物質間に温度差がある場合に、その温度差をヒートポンプにより熱エネルギーとして回収し、給湯、暖房、冷房等の熱源として利用するものです。温度差エネルギーの熱源には、年間を通して温度変化がほとんどない地下水、河川水、海水、住宅の生活排水、中・下水、工場温排水などがあります。
利用温度差を5℃と仮定したときの利用可能な下水温度差エネルギー量は灯油換算で11,575キロリットルとなります。

エネルギーの新利用形態

天然ガスコージェネレーション

コージェネレーションとは、エンジンやタービンなどにより動力・電力と熱を同時に供給するシステムです。排熱を有効に利用するため、エネルギー総合利用効率は70~80%になります。1つの一次エネルギーから2つのエネルギーを発生させることから、「Co(共同の)-Generation(発生)」という名称になっています。
コージェネレーションのエネルギー収支及び従来方式による発電システムの説明画像

燃料電池

燃料電池は、水の電気分解の逆の化学反応を利用するもので、電池の外部から水素と酸素を供給して水を作る過程で電気を発生させる、一種の発電装置です。燃料電池は電解質の種類によって、大きく4つのタイプに分けられ、それぞれ使用する燃料や作動温度に違いがあります。いずれのタイプでも発電効率が30~55%と高く、排熱も利用すると、総合エネルギー効率は70~80%に達します。また、燃料を燃やさずに、化学反応によって電気を作り出すため、極めて環境性に優れています。
燃料電池の仕組みイメージ及びリン酸形燃料電池画像

クリーンエネルギー自動車

 クリーンエネルギー自動車とは、動力源として電気、天然ガス、メタノールを使用する自動車及びこれら同士やガソリンなどと組み合わせたハイブリッドカーの総称です。ガソリンや軽油を燃料とする自動車に比べ、大気汚染物質の排出量が少ないという特徴があります。

苫小牧市が導入している天然ガス自動車
苫小牧市が導入している天然ガス自動車

苫小牧市における天然ガス高度利用の可能性

 エネルギーの新利用形態において、その大元となるエネルギーは天然ガスが主流となっています。天然ガスは、メタンを主成分とする可燃性のガスであり、他の化石エネルギーと比べて以下のようなメリットを持っています。
  • 硫黄分を含まないので、燃焼時にSOxや煤じんが発生せず、二酸化炭素やNOxの発生量も石油や石炭と比べて少量であり、環境負荷が低い。
  • 操作性、制御性が高く、省管理化、省力化に優れている。
  • 貯蔵設備が不用であることなど、省スペース性を有する。
  • 国産天然ガスの場合は、石油等に比べて特に原料ソースの供給安定性が高く、価格面での安定性が高い。
  • 比重が低く(空気より軽い)安全性が高い。
  • 中東地域に偏在している石油に比べて、世界各地に分布している。
天然ガスのクリーン性
 苫小牧市は広大な勇払原野の地中深くに国内最大級の天然ガス田を抱えています。可採埋蔵量の詳細については不明ですが、現在の札幌圏の都市ガス需要の数十年分以上は十分にあると見込まれています。この貴重な地場産エネルギーである天然ガスを利用したコージェネレーションや燃料電池による公共施設、商業施設、住宅等への電源・熱源の供給、塵芥車やバスその他公用車等への天然ガス自動車導入など、苫小牧市は天然ガスの高度利用の可能性を十分に有しているといえます。

お問い合わせ

産業経済部企業立地推進室工業労政課
電話:工業振興担当:0144-32-6432、労政担当:0144-32-6436
フォームからのお問い合わせ(リンク)

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