場所 第2応接室
出席者
- 市側:岩倉市長、中野副市長、菊地副市長、総合政策部長
- 記者側:6社9名参加
発表内容
- 市長就任にあたって
市長説明
本日は、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
去る6月29日に執行されました苫小牧市長選挙の結果を受け、三度、市政運営を担うこととなりました。引き続き、よろしくお願いいたします。
まず冒頭、共に選挙を戦い抜いた工藤氏に対し敬意を表したいと存じます。工藤氏とは、政策的な違いはあったにせよ、市民のための市政運営を目指すという基本的な考え方には変わりがないものと考えておりますので、今後とも市政に対するご指導、ご助言をいただければと思っております。
さて、今般の選挙、私にとりましては3度目の市長選でありましたが、市民の皆様方には、これまで2期8年間の実績を評価をいただいたものと考えておりますし、将来展望を見据えた、この街に対する私の強い思いが伝わったものと感じております。
選挙戦を通じては、相手候補が統合型リゾート、IRを大きな争点としておりました。私が一貫して申し上げてきたことは、日本経済が収縮し、需要拡大を目指した設備投資が難しくなる中で、新たな分野での雇用を確保し、若い人が地元から離れず、就職できる場がたくさんある街をしっかりと創っていかなければならないということであり、そのためのチャレンジテーマの一つがIRであります。
今後とも法案の行方を注視していかなければなりませんが、市民への情報発信や情報共有など、法案の成立を踏まえた諸準備を進めてまいりたいと考えております。
私は、3期目にあたり、25項目50施策の公約を掲げました。公約の実現に向けましては、できるだけ早く、具体的な施策として全力で取り組んでいく所存であります。
特に、財政の健全化は、1期目市長就任時からの最重要課題であり、財政健全化計画ステップ3を着実に進め、次なる財政基盤安定計画の策定に繋げてまいります。また、行政改革におきましても、来年度から新たに取り組む新行政改革プランを策定し、行政費用の抑制と行政の効率化を図るなど、こうした取り組みにより、一歩一歩確実に財政基盤の強化を図り、次世代のため、20年先を見据えたまちづくりを実践してまいりたいと考えております。
さらには、中心市街地活性化の取り組み、地域福祉力の強化や市立病院の休止病棟再開など、現在抱えている諸課題に対しても全力で取り組んでいく所存であります。
とにかく、今は、市民の皆様の期待と、その職責の重さを感じ、身が引き締まる思いで一杯であります。
与えられた4年間、市民のため、そして、市政発展のために、強い使命感を持って、ふるさと苫小牧の市長としての責任を果たしてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
私からは以上です。皆さんからのご質問があれば、お受けいたします。
上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。