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平成19年12月25日

市長記者会見(平成19年12月25日)

とき 平成19年12月25日(月)午前10時
会場 第2応接室
出席者
  • 市側:岩倉市長、樋口副市長、中野副市長、企画調整部長、総務部長、環境衛生部長
  • 記者側:記者クラブ加入7社8名参加

発表内容

  1. 平成20年度港湾関係予算の概要について
  2. R&I提案制度2007の結果について
  3. ゼロごみ大作戦について

市長説明

本年も残すところ6日となり、市長に就任してから2度目の年末を迎えることとなりました。昨年7月の市長就任以来、多くの市民の皆さんに支えられ、また、直面する行政課題に対し、職員とも幾度となく議論を交わす中で、郷土苫小牧の発展を目指し、市民の皆さんが安心して暮らしていける環境を整えるべく、精一杯の努力をしてきましたが、まさに、無我夢中で行政運営にまい進してきた1年半ではなかったかと感じております。
さて、今年をあらためて振り返りますと、ミートホープの食肉表示偽装事件が全国的な問題となり、食の安心安全が叫ばれている中で、消費者に大きな衝撃を与える結果となりました。また、工場からのばい煙の違法排出やデータの改ざんが次々と発覚するなど、環境問題においても住民の信頼を損なうこととなり、これらに関しては誠に残念な出来事であったと思っております。市としては、今後このような不祥事を起こさせないためにも、それぞれの企業が法令遵守を徹底するよう、監視体制の強化を図ってまいりたいと考えております。
明るい話題といたしましては、天皇・皇后両陛下ご臨席のもと、道内では46年ぶりとなる第58回全国植樹祭が苫東静川地区において開催された記念すべき年となりました。
また、苫東地区では自動車関連産業の集積が進み、アイシン北海道やトヨタ新工場が稼動したほか、オエノンがバイオエタノール製造工場の建設に着手するなど、今後のまちづくりに大きな弾みになると期待しております。
さらに、中心市街地の活性化という視点では、市内中心部においてホテルの新規開業が相次いでおり、こうした民間投資が賑わいの創出に繋がるものと期待しております。10月には本市経済部の分室を駅前に新設するなど、今後とも中心市街地の活性化や企業誘致に積極的に取り組み、市内の景気・雇用情勢の改善に努めてまいりたいと考えております。
苫小牧港につきましても、貨物取扱量や製造品出荷額は順調に推移しており、北海道経済を支える重要港湾としての役割を十分に果たしておりますが、今年は新たな市場開拓に向け、マリンウィークに初めて参加いたしました。今後も、苫小牧港のさらなる発展のため、さまざまな形でのPR活動を展開していくとともに、機能の充実に向けた整備を推進してまいりたいと考えております。
環境問題については、ゼロごみ大作戦を実施し、まちぐるみでゴミの減量化とリサイクル率の向上に努めてまいりました。最終的な成果につきましては年度が終わってみなければわかりませんが、残り3ヶ月間、市民の皆さまと共に一生懸命取り組んでまいります。
また、若手職員の意識改革を目的に取り組んでいる改革・改善提案制度や広域連携プロジェクトも2年目を迎え、それぞれに新たな創意工夫を発する芽が生まれてきており、こうした若い職員のフレッシュな感覚を今後の市政にも反映させていきたいと考えております。
昨年から喫緊の課題として取り組んでまいりました米軍訓練移転問題に関しましては、1月に国と訓練移転に関する協定を締結、2月には北海道や千歳市と連絡会議を設立し対応してまいりました。また、10月には協定書の協議・確認書を取り交しました。本年中に実施されるとしていた訓練は延期となったところですが、今後の展開を想定しつつ、関係機関との連絡を密にし、市民の皆さまの不安や負担を極力少なくするよう努めてまいりたいと考えております。
また、市長就任当初から最重要課題と位置づけている財政再建につきましては、3年間の新たな財政健全化計画を本年度からスタートさせ、財政指標による数値目標で健全化の道筋を明らかにすることを計画の柱として、これまで取り組んでまいりました。現在の試算では、本市が財政健全化法に基づく財政健全化団体に入ることはないと考えておりますが、厳しい状況であることに変わりはなく、引き続き行財政改革を着実に実施し、財政の建て直しに努めてまいります。
いずれにいたしましても、市政を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いておりますが、今後とも職員が一丸となって、「たくましい苫小牧」づくりに努めてまいりますので、来年もよろしくお願いいたします。
さて、本日の記者会見でございますが、3件の案件がございます。
はじめに、案件の1「平成20年度港湾関係予算の概要」でございます。
国の新年度予算の財務省原案では、前年度当初予算をやや上回り、83兆613億円となっております。公共事業関係費は、財政健全化に向けた歳出改革を継続するため3.1%の減となるものの、少子高齢化に伴い支出が膨らむ社会保障費が増大したことから、総額では2年連続の増加となりました。
北海道開発予算につきましては、6千209億円と6千億円台を確保いたしました。このうち、公共事業費にあてる道開発事業費は約6千100億円と前年度当初から3.5%減となりました。また、国の公共事業費に占める北海道シェアは前年度と同じ9.2%となっております。
また、道開発事業費の内、港湾事業費は対前年比4%減の224億9千9百万円となっておりますが、中核国際港湾である苫小牧港におきましては、おおむね必要な予算は確保できるものと考えております。このため、来年度に国際コンテナターミナル機能の集約化を予定している、東港区中央ふ頭の耐震強化岸壁の着工や、西港区の老朽化対策としての岸壁改良などの継続事業などを着実に進め、北海道の港湾物流の中心としての苫小牧港の役割を果たしていけるものと考えております。
また、新千歳空港整備につきましては、国際空港化に向けた取り組みとして、国際線旅客ターミナルの整備を引き続き行うこととされております。なお、滑走路延長にかかわる調査につきましては、平成20年2月以降に、新年度の実施計画を取りまとめる段階に決まると聞いておりますが、滑走路延長につきましては、北海道経済の活性化を図る上から必要な事業と考えており、今後も、北海道との連携を図り、地域へは誠意を持って対応してまいりたいと考えております。
続きまして、案件の2「R&I提案制度2007の結果について」でございます。
昨年、市長に就任し、発案・実行いたしました職員提案制度R&Iは、2回目を迎え、職員が日常の業務の中で、また日ごろの生活の中で、市民サービスの向上や地域の活性化につながるもの、さらに事務事業の能率や生産性の向上、経費の節減などが達成できる具体的な提案を期待して実行したものでございます。
今年は、募集期間を6月1日から8月31日までの3ヶ月間に延長したところ、昨年の25件を上回る30件の応募がありました。提案の特徴としては、日常業務の改善・改良に重点を置いた提案が多くありました。
日常業務の改善につきましては、市民サービスの向上を目指すもの、経費の節減や収入の増加を目指すもの、日常業務の効率化を目指すもの、同時に職員の意識改革を目指すものなどに大別されますが、日本のすべての自治体が行政改革に取り組んでおり、さまざまな取り組みがホームページで紹介されております。
このような環境の下で、苫小牧市の実情に合わせた、実行可能かつ独創的で、完成度の高い提案がなく、今年も最優秀賞の該当提案がなかったことが残念です。
しかし、職員が培ってきた経験が生かされた提案、市民の要望に真撃に対応しようとする意識が感じられた提案、これからの新しい市役所のあり方を模索した提案など、職員の問題意識の確かさ、情報収集能力とともに対応能力の高さを改めて感じました。
このような提案が過去にまったく無かったとは思えません。このような提案が具体化できない、また実現できないのは、それなりに解決しなければならない問題や理由があったはずです。そのできなかった理由が、市民の意識や業務の環境が変わったこと、変えることによって、障害となっていた事由を打破できる斬新な発想、特に具体的な方法論を期待しているのですが、なかなか難しいように思われます。
さて、今年の結果ですが、最優秀賞は昨年に引き続き該当がありませんでした。優秀賞として2件、優良賞として3件、合計5件の提案を優秀提案として表彰することといたしました。
優秀賞の1件目は「保健福祉部へのナンバーディスプレイ付き電話の設置について」という提案です。
この提案は、現場の保健師の提案ですが、核家族、少子高齢化、女性の社会進出、コミュニケーションの希薄さなど、殺伐とした社会環境の下で「子育て」が危機的状況にあり、苫小牧市でも悲惨な事件が起こったことを背景として、身近に相談者を持たない「孤立した子育てを余儀なくされているお母さん」からの深刻な相談が、相手が受話器を下ろした瞬間に途切れてしまったという実際の業務の中から、相手の電話番号が表示される、またはリダイヤル機能をもった電話機を設置するべきとの提案でありました。
経費的には可能な範囲であり、費用に対する効果は計測できるものではありませんし、プライバシー保護の方策も考えなければなりませんが、何よりも子育ての不安を解消すること、行政として子育てを支援し、積極的に関わる態度を明確にすることが重要だと考えました。また、誰しも「難しいケースには関わりたくない」という意識が芽生えることがあります。「見てみないふりをする」という消極性が生まれることもあります。そんな意識の改革に結びつくことも期待しております。
優秀賞2件目は「一階フロアに対する申請書の統合について」という提案です。
これも職員の実体験が提案に結びついたもので、死亡届に関する書類の煩雑さの解消が提案の内容でありました。住民課の死亡届、国保課での喪失届、さらに医療給付課で老人保健の喪失届、社会福祉課では身障者手帳の喪失届、介護保険課での喪失届など、極めて類似した書類を何枚も書くことになる。これらの書類の統合を行い、効率的で簡略化できるシステムの構築を図るという提案でありました。
これは複数の課を横断する提案ですが、誰しも煩雑さを感じていることだと思います。提案を受けて担当課で協議し、何とか実現できるようにしてもらいたいと考えています。
次は優良賞です。優良賞の1件目は「閲覧用設計図書類の電子配信化」という提案です。
この提案は、既に他の自治体で行われており、斬新さはありませんが、予算編成段階で設計担当課と契約課、財政課で調整すれば実現が可能な事業だと思います。現在はCDで業者に配布している設計図書を電子配信するもので、CDの作成費用の削減とともに、省資源・ゼロごみとも関連させていること、パソコンの普及などの業務環境の変化に迅速に対応しようとしていることを評価いたしました。
優良賞の2件目は「目標管理制度(MBO)の導入」の提案です。
民間企業で導入されている目標管理を公務職場へ導入する提案であり、公務においては定量的な目標の設定が難しい場合があることから、成果の評価・処遇に主眼を置くのではなく、共通認識の共有や、個人レベルでの目標を設定することにより、仕事の達成感やモチベーションの向上を目的とする提案は高く評価できます。ただし、この種の提案は直ちに実行できるかという面で難しさがありますので、実現を検討する組織的な取り組みを考えてみたいと思っています。
優良賞の3件目は、「ユニバーサルカラーデザインを活用した庁舎内パンフの作成」です。
この提案は、勤務する職員の視点ではなく、初めて庁舎を訪れる市民の視線に立脚したもので、市役所改革をイメージ面からのリニューアルと職員の「あたりまえ意識」を打破する意味からも評価できます。ただ、教育委員会の第二庁舎への移転、庁舎の狭隘化解消が具体化しており、ロビーにある「課の表示板」をユニバーサルカラーで関連性を明確にしながら、全体として統一感を出すようにすれば、庁舎の雰囲気を一変させることも可能と思われます。もちろん、経費的な部分を考える必要がありますが、絶好の機会でもあり、検討に値する提案として評価したものです。
昨年、今年と2年続けてきて、市役所の職員が真面目に業務に取り組んでいることを感じますし、ポテンシャルの高さも感じます。反面、もっと現場の第一線からの業務改善提案が出てきても良いのではないかという気持ちもあります。賞に入らなかった提案が悪いというのではありません。部長の評価も分かれるものがありました。発想は良いけれどフレームがしっかりしていないもの、大きなテーマに挑戦して具体化に苦慮していることがうかがわれるもの、目新しくはないが検討に値するような提案もありました。
来年は、より多くの職員からたくさん提案をしていただけるように、この提案制度自体も改善し、進化させていきたいと思っております。
最後に、案件の3「ゼロごみ大作戦」でございます。
「053大作戦」の数値結果ですが、11月の家庭系のごみ量は3,842tで、前年同月より155t増加いたしました。1人1日排出量も736gと、前年度708gを28g上回り、残念ながら10月に引き続き、前年を上回る結果となってしまい、10g減量作戦が始まって以来、最悪の数値となりました。
要因につきましては現在調査中ですが、一つ考えられるのは、カレンダーの関係で収集日の日数が前年と異なることが考えられます。燃やせるごみの収集量は、この時期で1日約190tになりますので、前年同月に比べ収集日数の多い11月のごみ量が月単位で見ますと増加した結果になったものと考えられます。ちなみに可燃ごみ収集日数は、18年度が15日であったのに対し、19年度は17日でありました。年間トータルでは、収集日数も平均化し、大きく影響しないものと考えますが、月毎に集計した場合、1日の収集量の比率が高く、このような結果になった要因の一つと考えております。
市民の皆さまには、ごみ減量のご協力をいただき、着実に成果を上げているところですが、公表している数値がこのように表れたことに対しましては、非常に残念に感じているところであります。
小中学校にお願いしている「ペットボトルのキャップ集め」は、11月も450kgの回収量があり、累計で1,245kgとなりました。これまでに、1校だけで100kgを超えた学校もあり、小中学生の皆さんのご協力に改めて感謝申し上げます。また、先日「まちづくりトーク」に参加いただいた苫高専の学生さんからも、学生寮を中心にキャップ集めに協力したいとの申し出があり、活動の輪の広がりを感じております。
これから年末年始を迎え、例年ごみ量の多くなる時期でございますが、日ごろの減量意識を発揮していただき、ごみとなるものを出さない「リデュース」へのご協力をお願いしたいと思っております。
「053大作戦」では、「環境戦隊ワケルンジャー」の合い言葉として「リデュース、リユース、リサイクル」の「3R」を掲げておりますが、市民の皆さまには、特に馴染みのある「リサイクル」ばかりが注目されているようです。しかしながら、ごみの減量化のためには、何よりもごみを出さない努力、排出抑制の「リデュース」こそが大切であり、これには市民の皆さま一人ひとりのご協力が欠かせません。
「053大作戦」も残るところ、あと3ヵ月となりました。市民の皆さまの、さらなるご協力を切にお願いいたします。
私からは、以上でございます。皆さんからのご質問があればお受けいたします。

上記内容は発言の要旨であり、重複した言葉使いや言い直しがあったものなどについては、整理の上作成しております。
記録作成:企画調整部広報広聴課

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総合政策部政策推進室秘書広報課
電話:秘書担当:0144-32-6096、広報担当:0144-32-6108
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