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青年海外協力隊の声~平成29年9月 K.Sさん~

 皆さんこんにちは。苫小牧市からヨルダンに協力隊として派遣されているK・Sです。派遣から8か月、配属から半年経ちますが、レポートは今回が第2号になります。前回から4か月も間が空いてしまい、更新頻度が少なく大変恐縮ですが今回は私の配属先と活動内容をご紹介させていただきます。

配属先

 私の配属先は、アンマン市内の現地NGOがUNICEFの支援を受け運営している教育施設です。学校に近い施設ですが、正規の学校ではなく、ここに通う子供たちはイラクやシリア難民の子供たちや、様々な理由で正規教育からドロップアウトしたヨルダン人の子供たちです。この施設は様々な異なる問題を抱えた子供たちの「居場所」になっています。ここでは、数学や理科、英語などの正規科目の授業に加えて、遊びも含めた多様なアクティビティを提供しており、生活環境や学習に制約がある子供たちに学ぶ機会を提供しています。
 
同僚は約30人程度で、私が初代のJICAボランティアになります。また、この施設はUNICEFをはじめ、多くの団体・機関の支援を受けています。


これまでの活動内容

前述のように配属から半年が経過しましたので、これまでの私の活動内容をご紹介します。

・環境教育

 ご存じの通り、私は環境教育隊員ですので、メインの活動は環境教育の授業の実施になります。基本は理科教師と共に、理科の授業枠の中で環境教育を行います。これまでごみのポイ捨てから3R、地球温暖化などについての授業を行いました。


 また、単なる座学のみならず、ネイチャーゲームや環境絵画コンテスト、リサイクル工作、実験などの環境に関するアクティビティも実施し、子供たちを飽きさせない工夫をしています。


 また5月には、他の隊員の協力を得て、ごみ拾いイベントを開催しました。しかしまだまだ生徒たち(大人も)の環境保全の関心は薄く、今後も継続して啓発を行う必要があります。
 

・その他の活動



 活動先では環境教育の他、日本文化の紹介なども含めた様々なアクティビティも行っています。遊びの要素が強めですが、子供たち自身が手足や体を使って行う体験型のアクティビティを主眼に置いています。これは難民の子供たちに少しでも楽しい時間・新しい経験を提供したい、また日本という国について知ってほしいという思いから行っています。



 また活動外では、3か月に一度、ヨルダン在住の日本人とヨルダン人を対象にしたごみ拾いイベントを、他の環境教育隊員と合同で行っています。


 また、他の隊員の任地で、協力して合同ワークショップを行うこともあります。

 
配属当初は言葉の壁や文化の違いに悩まされ、本当に苦労しました。同僚ともなかなか意思疎通が出来ず、活動に行きたくない日々が続きました。(一応補足ですが、同僚は皆とても親切で、助けられています!)まず呪文のようにまくしたてられるアラビア語。さっぱり理解できない。環境教育をしているのに、子供のみならず、カウンターパートですら平気でごみをポイ捨てする。一体、何のためにここに来たんだと葛藤の日々。また、協力隊に参加するまで「授業」などやったことがなく、子供と接した経験も多くない。2年間ちゃんと活動していけるのだろうか・・・。そんな、経験不足からくる不安や悩みもありました。
 
半年たった今、そういったストレスは少しずつ減ってきている気がします。腹が立ったりうまくいかないこともあるし、決してすべてが順調に行っているわけではありませんが、同僚との人間関係も構築でき、自分の活動を進めることが出来ています。
 
はじめのころは、いわゆる「完璧主義」で失敗を恐れて消極的、受け身になっていましたが、細かいことにとらわれず、勇気をもって自分から積極的に動かなければいけない、と思ったのが転換点でした。

 
残り任期1年4か月、まだまだ新しく挑戦したいことがたくさんあります。

 まだまだ未熟ですが、現在の活動に加えさらに活動の幅を広げられるよう全力で頑張ります!



 



 



 

お問い合わせ

総合政策部未来創造戦略室
電話:0144-32-6229、0144-32-6157,0144-32-6062
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