●苫小牧市科学センター
実機の構成

ミール(Mir)
ミールは「平和」という意味の基幹モジュール(コアモジュール)です。単独でも宇宙ステーションとして機能できるよう居住スペース(居住可能な与圧部90立方メートル)、生命維持システム、太陽発電パネルによる動力システムを備えています。
長さは13.13m、重さは20tです。

クバント(Kvant)
クバントは「量子」という意味の天体物理観測モジュールです。天体物理観測を行うため望遠鏡や各種観測装置、姿勢制御のためのジャイロスコープ、酸素発生装置を搭載しています。
長さは5.8m、重さは11.5tです。

クバント2(Kvant2)
クバント2は「量子2」という意味の生命維持モジュールです。生活に必要なシャワー、洗濯機、飲料水の供給装置を搭載。地球観測用や生物学的研究を行う科学機器、船外活動(EVA)用の機器やシステム、エアロックなども備えています。
長さは12.4m、重さは18.5tです。

クリスタル(Kristall)
クリスタルは「結晶」という意味の宇宙工学モジュールです。科学研究用の各種実験装置と太陽発電パネルと発電システムを搭載。100トンにも及ぶモジュールとの結合が可能なドッキング装置を備えています。
長さは11.9m、重さは19.64tです。

スペクトル(Spektr)
スペクトルは「分光」という意味の科学実験モジュールです。各種地球観測センサー、生物、材料実験装置を搭載しています。
長さは12.0m、重さは19.64tです。

プリローダ(Priroda)
プリローダは「自然」という意味の地球科学・環境監視モジュールです。各種地球環境観測用のリモートセンシング機器を搭載しています。
長さは12.0m、重さは19.64tです。

ソユーズ(Soyuz-TM)
ソユーズは宇宙ステーションに人間を運ぶ有人宇宙船です。1967年に1号が打ち上げられて以来、現在でも運用されています。人間はカプセルで地球に帰還します。
長さは7.48m、重さは2.72tです。

プログレス(Progress-M)
プログレスは燃料、食料などの物資補給をする無人の宇宙船です。1978年に1号が打ち上げられて以来、現在も運用されています。大気消滅します。

ドッキング・モジュール(Docking Module)
ドッキング・モジュールはスペースシャトルとドッキングを行うための延長装置(クリスタルに結合)です。
長さは4.7m、重さは4.09tです。
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