●苫小牧市科学センター
ミール実機について

1986年2月19日
基幹モジュール「ミール」打ち上げ成功。世界初長期滞在型宇宙船となる。

1986年3月
最初の宇宙飛行士がミールに滞在

1987年4月
天体物理観測を行う実験モジュール「クバント」が「ミール」とドッキング

1989年11月
船外活動用のエアロックや生物実験装置を備えたモジュール「クバント2」がドッキング

1990年6月
材料および生物実験装置を備えたモジュール「クリスタル」がドッキング

1995年6月29日
ミールとアメリカのスペースシャトルとのドッキングミッションがはじまった。その後、1998年までに9回スペースシャトルとドッキングを行った。

1996年4月
地球観測用のモジュール「プリローダ」がドッキング、史上最大の宇宙ステーションが誕生した。

1997年
火災、酸素発生装置の故障、プログレス輸送船の衝突によるスペクトル・モジュールの気密もれ等、重大事故が相次いだ。原因はミールの老朽化による装置や部品の信頼性の低下によるものだった。

1998年
ロシアはミールの廃棄を決定

1999年8月
3名の宇宙飛行士がミールから離脱。ミールは無人自動飛行に切り替わる。

2000年2月
軌道離脱準備のため、プログレス(無人宇宙船)がミールに自動モードでドッキング。

2000年4月
ベンチャー企業ミールコープ社がミールを商業利用することになりミールは延命することになった。宇宙飛行士2名がミールを訪れ以後の利用のため船内整備を行う。

2000年6月
2名のロシア人宇宙飛行士がミールを離れ地球帰還し、再び無人となる。

2000年12月
ミールコープ社がミールを維持する資金調達が困難になったと判断されたため、ミールの廃棄が確定した。

2001年1月27日
無人宇宙船プログレスがミールとドッキング。エンジンを逆噴射させて速度を落とし、ミールを大気圏に落下させるための燃料補給を行う。

2001年3月23日
故障と老朽化により、南太平洋ニュージーランド沖に落下焼却される。15年間の運用を終える。

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