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リニアック

市立病院ではがん治療の3本柱のひとつである「放射線治療」をはじめました。

放射線治療とは

がん(悪性腫瘍)治療の3本柱は、次の3療法となります。
  • 手術
  • 抗がん剤
  • 放射線による放射線療法
この3療法を組み合わせることにより、がん治療を行っていくこととなります。

放射線をがん病巣に集中的に照射してがん細胞を死滅させて治療する放射線治療(放射線療法)は、体への負担が少ないのでご高齢の方や合併症があって手術が受けられない方でも有効な治療ができる可能性があります。しかし、日本は欧米に比べ、放射線治療が遅れていると言われています。放射線治療の恩恵を受けられる患者さんはまだまだいらっしゃると考えられています。

放射線治療の目的

治療の目的は次のように分けられています。

根治照射

がんを完全に治す目的で放射線照射をします。放射線により死滅しやすいがんや小さながん病巣、手術で切除できない部位のがんの治療を目的として行われます。抗がん剤と併用して放射線治療を行うこともあります。

緩和的照射

放射線の作用によりがんを小さくしたり、がんによる痛みなどを和らげる目的で行います。緩和ケアに放射線治療を用いることでQOL(生活の質)を高めることも可能です。

術前照射・術後照射・予防的照射

手術との組み合わせで、手術前や手術後に照射する場合や、転移しやすい場所に予防的に照射を行う場合があります。

放射線治療の方法、治療期間

最も多く行われているのが体外照射といわれる方法です。がん細胞に対して体の外から一方向~数方向で照射する方法です。装置の進歩により高い精度でがん組織に集中的に放射線をあてることが可能になってきました。当院ではこの方法で治療を行います。
放射線治療は、通常4週間から7週間程度、土日祝日を除いてほぼ毎日行います。
がんの種類や状態、照射する面積などにより、専門医が最適な期間や回数を選択します。

放射線治療装置

体外照射による放射線治療には、直線加速器(リニアック)という装置を使用します。当院では、米国バリアン社製クリナックiXという装置を導入しています。
 米国バリアン社製クリナックiX
高い精度で放射線を制御するために、たくさんのコンピュータシステムが連結して、安全で確実な放射線治療が可能になります。
バリアン社製クリナックiX操作室

放射線治療の流れ

放射線治療前の診察

放射線治療の専門医の診察を受けることになります。放射線治療が適切かどうか、どのような治療方法をとれば、どのような治療効果が得られるかがわかります。

放射線治療計画

放射線を照射する位置や範囲を決定するために、治療計画用CTを撮影します。頭部や頸部の治療を行う場合は照射の都度に位置ずれがおこらないようにマスクやシェルと呼ばれる固定具を用いてCTを撮影します。この画像をもとに専門医が患者ごとの最適な治療の計画をたてます。

放射線照射部位の確認のための撮影

実際の照射部位や範囲を確認するために、放射線治療室において撮影を行います。

放射線照射

一回の治療に要する時間は15分間程度ですが、実際に放射線が照射されている時間は数分間です。基本的には一日一回、一週間に4回ないし5回の照射を行います。一般的な治療での一連の治療期間は5週間~7週間となります。
放射線を照射しても痛みは殆どありません。しかし照射回数が増えるにしたがって、照射部位に炎症がおこり皮膚炎、粘膜炎などの症状がでてきます。
毎日の照射に際して、皮膚面や固定具の表面に照射中心や照射野のしるしをマジックインクなどでマーキングします。

放射線治療中の診察

週に一回程度、専門医による診察があります。治療の効果や副作用、全身状態をチェックし、必要に応じて副作用に対する治療を行います。

放射線治療後の経過観察

放射線治療終了後も専門医による定期的な診察が必要です。治療終了後に生じる副作用もあるため、病気の状態を含めた全身状態を主治医とともに定期的に診察させていただきます。

放射線治療の適応疾患

放射線治療の適応となる疾患のうち、放射線感受性の高いもの、腫瘍の大きさが小さいもの、早期のがんなどは疾患の治癒を目指すことができます。また、進行がんでも色々と工夫をして治癒を目指した放射線治療を行う場合があります。治癒が望めないがんであっても進行を抑えたり苦痛を軽減する目的(症状緩和)で照射する場合もあります。

根治目的で行う照射の適応

  • 脳腫瘍
  • 頭頸部がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 乳がん
  • 子宮頸がん
  • 前立腺がん
  • 造血器のがん

緩和目的で行う照射の適応

  • 転移性骨腫瘍
  • 転移性脳腫瘍
  • その他

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